世界が今注目する海水淡水化という技術。
海水淡水化とは字のごとく海水を処理し、淡水(真水)を作り出すことです。
地球上の水は97.5%は海水、2.5%が淡水であり、そのうち人間が使える水は0.01%ほどしかありません。
海水淡水化の技術は水不足を解決する手段の一つとして世界中で海水淡水化施設は増えています。
日本一走行距離が長い深夜バスを降りた私、髙倉は日本最大の規模を持つ海水淡水化施設を見学しました。
 |
| 海の中道奈多海水淡水化センター(まみずピア) |
人口が多い福岡は一日に60万立方メートルの水を必要とします。
しかし福岡には小さな河川がほとんどのため、確保できる水は40万立方メートルしかなく、不足分は筑後川から持ってきています。
水に恵まれない福岡は昭和53年や平成6年に起きた300日近く続く渇水など水不足に悩まされつづけ、それは雨に依存しない海水から淡水を作り出す海水淡水化施設を作ることにつながりました。
 |
| 内部の様子(UF膜) |
この施設では一日に最大5万立方メートル(約25人分)もの淡水を作り出します。
日本には海水淡水化施設は増えていっているようですが、ここ海の中道奈多海水淡水化センターは世界が注目しているようです。
淡水を生成する際できた濃縮海水を環境に気を遣ってそのまま流さず、下水と混ぜ合わせて濃度を薄めてから海に放出するといったことを行いました。
これを世界で初めて行ったのはこの海の中道奈多海水淡水化センターであるそうです。
また、浸透取水方式という海水を取水するための取水管を海底の地下に埋めて運用し、地域の方々の漁の邪魔にもならず、さらに地下にあることでろ過されたきれいな海水のみを取水できるようになり、海水をろ過するフィルター(UF膜)の寿命が飛躍的に延びたうれしい誤算を生んだ取水方式をとったのは世界でここのみだそうです。
他にもさまざまなことを案内の方から教えてもらい、私は驚き感動し続けました。
最後には普通の水道水とまみずピアで作られた淡水、分けられた濃縮海水の飲み比べをさせてもらいました。
まみずピアで作られた淡水は脱塩する際に様々なミネラルも取り除かれるのでほぼ完全な無味・超軟水です。
味に鈍い私でも一口目で違いがわかりました。
非常に興味深いお話を沢山聞けて大満足でした。
一日の終わりに福岡の夜の風物詩、屋台に行きました。